これまでの経緯

 1997年大田知事当時、第32軍司令部壕の保存•公開基本計画が作成されたが、知事の交代や取組弱さもあって現在まで保存•公開は実現していない。
 2019年の首里城火災以後、沖縄戦体験者や市民などから壕の保存•公開を望む声が広がり、保存•公開を求める会が結成された。マスコミも頻繁に取上げ県民の関心を集めるようになった。
 首里城は琉球王国時代の華やかな「正の文化遺産」として再建への期待は大きく、着々と準備が進み2026年に復元予定である。一方で首里城地下の司令部壕は沖縄にとって重要な「負の戦跡遺産」でもある。首里城と司令部壕は不可分の関係にあり、首里城再建と一体として整備し、保存•公開を行い平和学習の場として沖縄戦の実相を知らせ、歴史的教訓とすべきです。
 以上の理念に基づき、2020年2月に初会合を持ち、設立の趣旨などについて意見交換を行った。以後6回の会議を経て同年6月28日に正式に本会(会長 瀬名波榮喜元名桜大学学長)を結成した。本会は保存•公開のみに埋没せず、活用と継承のあり方にも取り組んでいる。

2020年

6月28日  第32軍司令部壕の保存・公開を求める会発足
8月30日  第1回フィールドワーク開催
9月16日  県知事宛 保存公開を求める要請書提出
10月27日〜11月1日  那覇市民ギャラリーにて模型展示
10月30日  首里城公園にてNHK WORLD(ネット配信)瀬名波会長 保存公開を英語でスピーチ
11月 7日  第2回フィールドワーク開催
11月25日  県議会議長宛 保存公開を求める要請書提出
その他  勉強会・講演会など計10回

2021年

3月19日〜4月18日  首里城公園首里杜館にて模型展示
4月 6日  第3回フィールドワーク開催
4月19日〜4月28日  那覇市役所1階ロビーにて模型展示
4月29日〜5月16日  琉球新報社1階ロビーにて模型展示
5月17日〜5月28日  那覇市役所1階ロビーにて模型展示
5月29日〜6月20日  琉球新報社1階ロビーにて模型展示
6月27日  第4回フィールドワーク開催
7月18日〜8月21日  首里城公園首里杜館にて模型展示
10月8日〜10月29日  首里城公園首里杜館にて模型展示
10月30日  第1回シンポジウム開催(琉球新報ホール)
12月13日〜1月7日  沖縄県庁1階ロビーにて模型展示
その他  勉強会・講演会など計5回

2022年

1月7日  沖縄県知事へ第5坑口隣接地改変防止の要請
1月7日〜2月7日  南風原文化センターにて模型展示
1月31日  第5回フィールドワーク開催
2月8日〜4月10日  沖縄県公文書館にて模型展示
4月13日〜5月9日  沖縄県立図書館にて模型展示
5月10日〜6月30日  平和記念財団案内所にて模型展示
5月29日  第2回シンポジウム開催(県立博物館・美術館)
7月20日〜9月19日  県立博物館・美術館にて模型展示
8月5日〜8月30日  読谷ユンタンザ・ミュージアムにて模型展示
9月1日〜9月29日  浦添てだこホール市民サロンにて模型展示
9月29日〜10月14日  うるま市健康福祉センターにて模型展示
10月15日〜10月20日  沖縄市役所にて模型展示
10月20日〜10月21日  那覇市なはーとにて模型展示
10月24日〜10月28日  糸満市役所にて模型展示
その他  勉強会・講演会など計10回
(2022年10月時点)